ビル設備サービス科というところ
「僕、職業訓練が受けたいんです!」
あ~・・・そ~ですか。
受けたいからと言って、おいそれと受講できるものではないのです。
教材費はかかりますが、授業は無料です。加えて、受講手当(つまりお金)がもらえてしまうというシステムなのですから、誰でも彼でも受講できるわけではないのです。
入所するには以下のような流れになります。
まずは雇用保険受給対象者と非対象者で手続きが違うので、最寄りのハローワークにお確かめください。ハローワーク札幌圏の連絡先
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「職業訓練に関するご相談・緊急人材育成支援事業に関するご相談」窓口に行く。
(相談だけならいつでもOK)
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「順番発券機」で整理券を取り呼ばれるまで待つ。
(必要書類はハローワークカード、その他指示された物)
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受けたい職業訓練の受講申し込みをします。職業訓練は定期的に受講募集をおこなっておりますので、受けたい職業訓練について調べておきましょう。
雇用・能力開発機構 教育訓練検索ページ
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職業安定所長からの「職業訓練受講指示書」をもらう(もらうまで7営業日?)これが普通。
(これが推薦というやつです)
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指定された日時において、筆記試験と面接がおこなわれる。
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しばらく待つ1週間~10日間(土曜日曜祝日、調整日等により変動します)
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郵送で「合格通知書」が届く。入所についてのしおりなどが入っているので良く読む
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「入所式」に出席する。
というわけで、まずはハローワークに行く必要があります。
★職業安定所長の推薦を貰うには以下の状況であることが必要です。
ハローワークに2~3週に1度程度しか通っていないような人は後回しにされる傾向がありますので、注意してください。
受給期間が延長されるには雇用保険の求職者給付(一般的に失業手当といわれるもの)の受給期間が150日以上なら残30日以上、180日以上なら残3分の1以上が必要です。(会社都合などの場合は1日以上残っていれば受給延長が可能)
ちなみに、受給期間の残りが少ないと受講できないなんてことはありません。
他のサイトや掲示板などで間違っているのがここのところです。
職業訓練自体を受けるには求職中であれば、失業手当の支給期間が終わっていても受けることが出来ます。これは厚生労働省のページにも記載されています。
しかし、失業手当も支給されないのに職業訓練に通う意味なんてほとんど有りません。それについてはこのサイトの各所で説明されていますので、良くお読みになっていただけたらと思います。
兎に角、職業訓練を受けて得をしたい人はこちらのページをご覧ください。
実は、職業訓練は雇用・能力開発機構で行っている物だけではありません。
民間企業が行っているものもあります。
しかし、よく内容を確認してから受講しなければなりません。
民間業者の中には助成金をもらうためだけに職業訓練に登録し、実際の就職に結びつかない講習を行ったり、資格取得の受験対策が適当だったりする所があります。
さて、比較的安全な?講習は「職業訓練に関するご相談・緊急人材育成支援事業に関するご相談」窓口付近、若しくはその施設内に掲示してあります。IT関連の講習などはそういった所で探します。
万が一、民間企業の講習が「おかしいな?」「本当に役に立つんだろうか?」「無駄に高い教材を買わせられた」という内容だったときは、申し込んだ窓口にクレームを入れてください。黙っていると、無駄にお金と時間を失うことになります。
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